
こんにちわ!管理人の綾子です。
出会い系サイトなどでよく見かける言葉「割り切り」。
しかし、割り切りは違法じゃないのか、法律的に問題ないのか、気になっている人も多いと思います。
そこで今回は、割り切りの法律事情について解説していきます。
知らずにやってしまって罪に問われることのないようにしっかり覚えおきましょう。
割り切りは"グレー"
割り切りに関する法律『売春防止法』
割り切りがグレー判定になっている理由には、売春防止法という法律が関係しています。
売春防止法でおさえておきたいのはこの三つです。
第二条 この法律で「売春」とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう
第三条 何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない
第五条 公衆の目にふれるような方法で、人を売春の相手方となるように勧誘すること参照:売春防止法
第二条・第三条から、対償(お金)をもらってセックスすることは禁止されていることが分かります。
そのため、割り切りという行為は売春防止法に違反していることになります。
詳しくはこちらの記事を参照ください。
参照:違法だけれど罰則なし 「売春防止法」が売春した人を処罰しないワケ - 弁護士ドットコム
個人でのお金のやり取りは判断できない

しかし、割り切りが即違反・即逮捕にならないのは、その関係性が他人から判断できないからです。
恋人やセフレは違法にならない
例えば恋人やセフレから、何かしらの理由でお金をもらったとしましょう。
その恋人とセックスをしたら違反になるでしょうか。
もちろん、その場合は違法になりませんよね。
でも、他者から見たときに、その関係が割り切りなのか恋人なのかを判断するのはとても難しいです。
割り切りは違法だけど裁く判断が難しい
これが割り切りが違法なのに即裁かれない理由です。
つまり、割り切りは法律違反ではあるが、裁く判断ができないためグレーであるという結論になります。
こちらの記事でも、売春とAVを題材に法のボーダーラインについて触れているので、チェックしてみてください。
管理売春・売春斡旋は違法
売春防止法によって即時裁かれるのは管理売春と売春の斡旋です。
売春防止法の第五条

誰かに命じて売春させること、「売春しませんか?」と持ちかける・売春を宣伝するような行為は禁止されています。
売春防止法の第五条に「公衆の目にふれるような方法で、人を売春の相手方となるように勧誘すること」という条文があります。
例えば、出会い系サイトのアダルト掲示板に「◯◯円でセックスしませんか?」と書いてしまった場合、公衆の目に触れる可能性があり、かつ売春を勧誘しているとみなされる可能性があり、罰されてしまう可能性があります。
ですので、各社大手優良サイトではその辺の取り締まりはかなり厳しいです。
大手出会い系サイトの対応
大手出会い系サイトでは、自サイトから逮捕者が出ないよう、サイトの利用規約に禁止事項を記載しています。
■例PCMAXの掲示板書き込み禁止事項
割り切ったお付き合いを求める会員様も多くいらっしゃる事も重々承知しておりますが、ここ最近では金銭のやり取りを条件にしたワードとして用いられる事も多く、当サイトでのご使用は禁止とさせて頂きます。
下記に該当する書込みは一切禁止しております。
発見次第、即利用停止処分とさせて頂きます。「金銭の授受」「売春や金銭のやり取りと思われる内容」
掲示板・伝言板・プロフィールなどの不特定多数が閲覧する場で、援助交際や金銭のやり取りと思われる表現や言葉は隠語(別位置、蔑荷など)も含め、一切禁止しております。
参照:PCMAX公式サイト
大手優良優良サイトはきっちり対応しているので違法になるようなことはさせない姿勢が伺えますね。
割り切り募集をする際は、この点を踏まえて書き込みをする必要があります。
出会い系での割り切り
出会い系で割り切り相手を探す際、法的にグレーであることを忘れてはいけません。
各出会い系では自サイトから売春が出ないよう厳しく目を光らせています。
掲示板で相手を探すときは書き込みの内容に最新の注意を払いましょう。
直接的な投稿は禁止

出会い系では売春を宣言する行為・売春に誘う行為が禁止されているので、直接的な書き込みはできません。
そのため掲示板に「売春希望です」などと書き込めば、即書き込みが削除されてしまいます。
判断基準は使用禁止ワードを設定しており、そのワードに反応するようシステムが作られているようです。
禁止ワードを厳しく取り締まり
大手出会い系ほど売春行為を厳しくチェックして取り締まっています。
なぜなら、自分のサイトから売春が出てしまうとそのサイト全体の運営に関わるからです。
仮にそのサイトから違法者が捕まると、サイトの運営が一時停止される可能性もありますし、イメージダウンは避けられません。
運営に影響を出さないためにも、大手ほどより厳しくチェックしています。
使用禁止に当てはまるワード

出会い系が使用禁止にしているワードには、以下のようなものがあります。
- 援助
- 円
- 割り切り
割り切り目的で出会い系を使うときに、そのまま「割り切り希望です」と書くことはできません。
その他の禁止ワードについては、こちらの記事を参考にしてください。
⇒ 【垢BAN回避】出会い系の禁止ワードを調査してリスト化しました
未成年の売春は一発アウト
割り切りはグレーと言ってきましたが、これはあくまで18歳以上の話です。
18歳未満の少年少女を売春に誘う・売春することは違反になります。
18歳未満と会おうとすると一発アウトになりますので、注意しましょう。
出会い系の法律『出会い系サイト規制法』
18歳未満との性行為を禁止しているのは出会い系サイト規制法という法律です。
この法律は出会い系で売春目的で18歳未満と会うこと、売春に誘うことを禁止しています。
法律の詳細については、こちらを参照ください。
参照:出会い系サイト規制法施行令|なくそう、子供の性被害【警察庁】
18歳未満は登録できない

出会い系では、この法律を守るため、そもそも18歳未満は登録できないようになっています。
年齢認証をされていない会員は掲示板に投稿できないようにしたり、メールの内容が一部規制されたりしますよね。
しかし、その規制をかいくぐって好奇心のまま出会い系に登録してしまっている子も時々います。
18歳未満とは出会わないこと
もし仮に話していて相手が18歳未満だと気づいたら、すぐに連絡をやめて出会わないようにしましょう。
18歳未満と出会い系を通じて出会ってしまえば、それだけでアウトになります。
相手が18歳未満と気づいたらそっと離れて、決して出会いを求めないでください。
⇒ 女子高生はパパ活はできない?未成年のパパ活のリスクと違法性
割り切りでお金を稼ぐのは効率がいい?
割り切りでお金を稼ぐのには正直危険も多いです。
しかし、1回で数万円のお金を稼ぐことは十分可能なため、通常のバイトよりも即金性・金額は高いでしょう。
効率よくお金を稼ぎたい、短期間でがっつり稼ぎたい人には向いている方法ですね。
出会い系サイトの選び方

割り切りで安全に稼ぐためには出会い系サイトの選び方が大事です。
割り切り相手と効率よく出会えて、お互いに安全に出会うことができる。
安全性が確かな大手出会い系を選択するのが割り切り成功のコツになります。
割り切り以外にお金を稼げる手段
割り切りは即金性が高いですが、危険も多いです。
体への負担を考えると、長く続けるのは難しいでしょう。
「すぐにお金が欲しいけど、長く続けられるお金稼ぎも知りたい」
そう考えている方は、新しく副業を始めるのもおすすめですよ。
まとめ

割り切りが違反になるかどうか、法律に関することをご紹介しました。
お金を稼ぐために割り切りを選択するのはいいですが、そこには危険もあることをきちんと理解しておきましょう。
割り切りをにおわすことを書き込まない、18歳未満とは決して出会わないことを意識して、お互いに安全に出会えるように心がけましょう。